口腔がん検診のお話

口腔がんは、内臓に比べ多くの病変は直接目で見ることができるので発見しやすいのですが、
口内炎や他の病気との判別は、専門的に口腔がんを見ている先生でなければ難しいと感じますうーん デコメ絵文字
海老名総合病院 歯科口腔外科部長 石井良昌先生のお話では、、
海老名市歯科医師会では、積極的に口腔がん検診事業を行っているそうです。

ここで、口腔がん検診の種類について説明しましょう。

検査方法は①視診・触診②病理検査③画像診断の3つです。

①視診・触診
 視診では、粘膜が白い赤味を帯びている潰瘍の有無はどうか、
 触診では、指で触れてしこりや盛り上がりの有無はどうかを調べます。
 さらに、口腔内に特殊な光を照射して、病変組織がないか確認します。
 また、首のリンパ節へ転移の可能性があるため、頸部の触診も行います。  
②病理検査
●細胞診                                   がんが疑われる部位の表面組織を綿棒でこすり取り、顕微鏡でがん細胞                   であるかどうかを調べ、がん細胞の種類、悪性度などの判定を行います。
●組織診(生検)
      より診断を確実にするために、麻酔をして異常な部位を小さく切り取り、病理検査を行います

③画像診断
●超音波検査(エコー検査)
   頸部リンパ節の大きさや内部の状態、リンパ節への転移がないかを検査します。

●X線撮影
   口腔がんが骨に浸潤していないか転移がないかを調べます。  
●CT検査
   腫瘍の位置や大きさの確認、どのような治療法がよいか判断します      ●MRI検査
   骨や歯以外の軟組織の状態を細かく診断します

●アイソトープ検査
   骨に口腔がんが転移していないかを調べます

①視診・触診の触診以外に関しては、
一般の歯科医院に通いながらにして、口腔がんの専門医の診断が受けられる
一般社団法人口腔がん撲滅委員会が行っているプロジェクトで、

オーラルナビシステムというものがありますので、ここで簡単にご紹介します。

こちらは、オーラルナビシステムを導入している一般の歯科医院にて
蛍光観察装置とういものを用いて患部を特殊な方法で撮影し、専用ホームページから口腔内写真と問診内容を送るだけになります。

すると、原則24時間以内に専門医から所見・処置のアドバイスを受けられる
という大変便利なシステムです。

更に、東京歯科大学などと連携しているため、とても正確な診断であるということです。

オーラルナビシステムについては、現在は種々の問題から当医院のような一診療所が導入するのは難しく、
歯科医師会などに限られると思いますが、数年後には一般的に普及させる計画があるようです。
日本の技術で、今後導入費用が低くなれば当医院のようなところでも実施できるようになることでしょう。
現状よりもより早い診断で適切な処置ができ、状態が重くならないうちに患者様のお役に立てることを期待しますカラフルキラキラ デコメ絵文字

こうした便利なシステムを使って口腔がん検診を受け、異常なしだったからといって油断は禁物で、違和感が続いたり、口内炎が治らない状態が続く場合には改めて口腔外科を受診することをお勧めします。
「異常なし」と診断されても少しでもご自身で「おかしいな」と感じたら、
別の専門医などの意見を聞く、いわゆるセカンドオピニオンを受けましょう病院 デコメ絵文字

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です